<タイガーマスク>首都圏の施設にも「贈り物」相次ぐ 今ではタイガーマスク運動と言うことになってるけど、いいことだと思う。この国にはそこそこお金ある人は多いもののそこそこ多い人の寄付というのは地味に難しいものだ。それこそお金持ちで一千万ぽーんと出すような寄付ならカッコいいが、そんな金持ちはそうはいない。しかし、子供達にランドセルを買ってあげることできるレベルの余裕がある人は飛び抜けて多い。しかし、お金持ちでもないそこそこ余裕のある人がなまじ実名で寄付などをしてバカなテレビに担がれたら大変だ。今まで静かに暮らしていた生活を一変させられてしまう。まさに寄付をしたい気持ちがある人はいても、実際に行動に移すのは難しい。テレビ局側の理屈では日本人は誰もが有名人になりたいと思ってると思い込んでるようで、伊達直人名義で贈った人をまるで犯人か何かのように探しまくっている。それが嫌だから伊達直人を名乗ったんだろうと思うのだが、テレビのレポーターはバカなのかそれがわかっていない。
しかし、このタイガーマスク運動になってしまった一番最初の寄付のセンスの良さは素晴らしいものがある。孤児院に贈り物を持ってきていた伊達直人を名乗るというセンス。丁度パチンコタイガーマスクのCMが流れている時で、伊達直人を名乗るタイミングも絶妙だった。もしかしたら寄付をしたかった人がタイガーマスクのCMを見て伊達直人を思い出したのかもしれない。でもその為にパチンコで勝った金で寄付したんだろうと思われたりもしているが、そこは伊達直人を名乗ってるわけで、どう思われようが寄付は子供達に届くし、寄付した当人も変に注目を浴びずに済むし、どんな誤解を受けようと関係無いわけだ。全部伊達直人が寄付した本人を守ってくれている。
そういった伊達直人という偽名も絶妙だったが、ランドセルという贈り物のセンスもいい。ランドセルは地味に値段が高いので小学校にあがる子供のいる施設ではかなりの負担になる部分だろう。一つ4万円近いわけだから、数人いただけで相当な額になる。実際に寄付した額として30万円相当と言われたくらいだから、施設としても30万円の額が浮くのは相当ありがたいことだろう。現金でもいいような気がするが、実際に現金では贈り主の想いが相手に伝わらないという欠点がある。プレゼントの魅力は相手が自分にとって何が必要だろうかと考えに考えてくれたことが嬉しいわけで、ただ金額が張る商品を贈れば良いわけではない。いることはいるが、贈り物の金額で喜ぶような相手は個人的にも興味が無いし。
そんなわけでまだ入学準備もしていない時期にランドセルを贈ると言うセンスと、ランドセルのような大きなプレゼントを綺麗に包装してピラミッドのように積んでおくと貰う側も迫力があり、子供達も大きな包装されたプレゼントを開ける喜びを味わえる。タイガーマスク運動の一番最初の人は本当にセンスがいい。ただ悔しいのがそれを群馬で行われた事だろう。こんなセンスの良い寄付を近場で行われてしまったというショックは大きい。いやぁ、本当に群馬にあれだけセンスのある善意の人がいるというのは本当に嬉しいことだ。
気になる株価材料
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