WBSを見てて愕然とした。イギリスには貿易・投資省というのがあるらしい。それを見て目から鱗が落ちる思いだった。物理的な戦闘が国防省なら、お金を媒介にした戦闘にもそれ専門の役所があって然るべきだ。物理的に戦争で勝っても、金銭的に勝てなければそれは勝利ではない。その為に金銭的な勝利をするためには当然投資を専門に考える役所が必要なわけだ。今のように投資に関することは金融庁なのか財務省なのか、商品取引所は農水省管轄だったりと、はっきり言って投資に関する考えがちりぢりになっていてしっかりと投資と言うものを腰を据えて考えていないのが日本だ。そのために何かと投資に関する政策についてはバカの一つ覚えのように金持ち優遇だとか、先進国は投資で稼ぐことこそが次のステップなのに発展途上国の頃の感覚を振り回してる政治家が多いわけだ。
　ふと思ったんだけど、省庁の枠組みは一度大きく変えるべきではないかと思う。今回思いついた投資省に、あと情報省も必要ではないかと思う。情報全般と国際的な情報収集するCIAやMI6などの組織も必要だろう。戦争する部隊を持たないからと言って情報収集を怠って良いわけではない。それに米国経由だけの情報に頼るのもそろそろ限界があるだろう。その為に情報を収集する部隊と、ネットなどの情報を洗ったり、省庁間の情報の受け渡しなど、情報に関するプロフェッショナルな役所を作るべきではないかと思う。
　それで逆に国土交通省のサイズを小さくする必要はあるだろうし、ああ、あと厚生労働省だ。そもそも厚生と労働を一つの役所で管理するのは無理が大きいだろう。大臣は多忙すぎて何も出来ないまま終わってるのはどうかと思う。
　そうそうあと前から言ってたけど、気象庁が国交省所属もおかしい。環境省が出来た以上、気象庁は環境省に移るべきだろう。国交省の意向で天体観測をいじられては敵わないし、そもそも気象庁を持ってない環境省など仏作って魂入れずだろう。
　まあ何にしても投資省はいい。資源のない国は投資で稼いでいくのが王道なのだから。と言うか金融資産1500兆円をしっかりと価値のあるうちに投資しておかなければ日本は本当に打つ手無しの状況になりかねない。一番酷いのは借金が世界一の日本の国債を買うことだろう。しかし、日本人は銀行に預金するという行為で、間接的に国債を買わされているのに気付いてない有様だ。まあ、一度この借金が破裂しないと日本人は政府の無駄使いに本気になれないから、確実にいつか弾けるだろうな。それは何年後のことかはわからないけど。

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