2ntブログ

スポンサーサイト

スポンサー広告
-- /-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

過剰流動性がアメリカのセントを無くす

朝刊
09 /25 2010
 大げさなことを言うとカッコ良さげじゃね?と言うことでアメリカの過剰流動性が行き着く先を考えていくと一気に大きな反動としてハイパーインフレが起きる可能性があり、バーナンキが禿頭を抱える可能性もある。そうなった場合、ドルの価値が暴落を始めて世界中のドルを買っていた大口も売り始めたらドルは相当な下落する。そうすると一気にドルの価値が暴落して、アメリカのドルの下のお金であるセントが消えてしまう可能性があるのではないかと思う。日本も昔は一円が現在の一万円の価値があった。そして、円の下に銭などがあったわけだけど、日本からは円から下のお金は無くなってしまっている。だから通貨価値の暴落は下の通貨が無くなる可能性はあるだろう。まあ最低金額が一ドルだと分かり易くていいしね。そうなると一ドル一円の世界になるわけだけど、将来的にそこまで暴落すると予測した場合、ドルの暴落についていくのはどれだけ通貨の価値が暴落するかわかったものじゃない。
 とりあえず今は中国元安を維持しようとドルを買いまくってドルと乖離しないように中国が頑張っているわけだけど、これがアメリカがドルを発行しまくってる理由でもある。アメリカとしては「そんなに買いたいなら買えなくなるまで発行してやる」と言った感じなわけだ。もうドルの価値が無くなるくらいの勢いで刷っても中国が買ってるお陰で価値が維持されている。まあ中国以外の景気のいい新興国も買ってるようだけど。中国が為替を自由に放置していればいいわけだけど、どうしてもあの国の管理主義が世界中に影響を与えているわけだ。そんな管理主義で世界の経済を牛耳ろうとしてる中国に対して、アメリカはドルを玉砕覚悟でぶつけているわけだ。はっきり言って中国の為替をコントロールすることはできないと教える為に世界はドルという通貨を犠牲にする可能性がある。しかし、それくらいの犠牲を払ってもこれから出てくる新興国にも為替をコントロールするという事のリスクを示す必要はあるのだろう。
 そんなわけでどんどん買っているのにも関わらずに価値の目減りしていくドルを買っていく中国。はっきり言って株で言えばまさに一番危険な買い下がり戦法をしてるようなものだ。これが純金などのように最低限の価値が保障されている商品ならまだしも、ドルという物の正体はただの紙切れでしかない。金本位制ですらない紙切れの買い下がりほどリスキーなものがなく、しかもアメリカ自身は公然とドルを刷りまくってるという始末。いつか中国も音を上げて、ドルを買うのを止めて、日本のように従属してる国では無い中国だから、ヘタをすればドルを売り始めるだろう。そうすると中国の抱えてた大量のドルが市場に放出される。とするとドルは大暴落を起こすわけだ。さらにドルの大暴落できっと日本以外の国もドルを売り始める可能性がある。とすると、ドルは大崩壊を起こし一気に一ドル一円の世界にまで落ちる事が有り得るのではないかと思う。そして、アメリカはセントを切り捨てる。ハイパーインフレが起きたアメリカはこの巨大にあふれ出したドルを吸収するためにFRBは金利を相当上げる。高金利で米国経済も大打撃を受けるわけだ。
 これは可能性の話で最悪の時の事をオーバーに書いている。しかし、中国がドルを買い続ける事は無理であり、徐々にだがきっと中国元は価値を上げていくだろう。実際に今も徐々に上げているがその上げ方はまだまだ緩やかだ。管理したくて仕方ない中国の思惑が見えてくる。中国元が自由化された時に世界の経済は次の段階にいくだろう。しかし、その時には相当ドルというブランドは傷ついてることだろう。その頃はきっと基軸通貨という考え方に信用できずにドル以外の通貨が基軸通貨になることはないのではないかと思う。その時は基軸通貨を挟んだ取引ではなくて、そのまま相対取引で行われるのではないかと。もしくは純金を媒介にして取引されるのかもしれない。

米経済、引き続き景気後退下にある─バフェット氏=CNBC
 バフェットの見立てでもまだまだ景気後退。60%の回復と言ってもそれはドル建てで円建てで見た場合、そんなにインパクトのある数字ではないのかもしれない。まあしかし業績は回復してるという事実は株価を高める力があるわけで、通貨価値の下落は株価を上げる力があるわけだ。

中間配当の復活相次ぐ=業績改善で株主還元―時事通信集計
 一般人が円高だと会社が無くなって仕事が無くなって雇用されなくなっちゃうだろ!と無能政府無能日銀と言ってるのに、企業は中間配当復活だったりする。あれぇ?なんで円高が良くないって起こってたんだっけ?一般の人達は。業績がいいのに円高の心配してやる必要があるのかと。決算書を見ずにニュースだけで経済追ってる人達は肝心なところを見落とす。

<焦点>刹那のドル・円急騰劇、当局は為替介入「ノーコメント」戦術に転換か
 前の為替介入は政府が舐められて円高トレンドがあり、FX個人トレーダーなどが円買いしまくってたわけだから、それを壊す意味で効果はあったし、良いタミングだった。しかし、なんでこのタイミングでの介入なのかがまるでわからない。前回の円高ラインを突破したわけでもなく、前回の介入よりも円安でドルを買う事はまさに買い上がり。ドルを刷りまくってる中で最悪な介入だと思う。もっとFXのレバレッジ達を利用する介入でなければなにも動かない。FXトレーダーが円買いしまくってる時にそれを壊すタイミングや、FXトレーダーがこのタイミングに介入するんじゃないかと援護射撃する思惑が出来た時に介入すべきだ。FXトレーダーのレバレッジを利用しなければそれこそ本当に単独介入であり何の意味もないと言われた通りになってしまう。これからの介入はFXトレーダーの心を読み利用するくらいではなければ意味がない。

投資教育、大企業は8~9割が継続=401k導入後の対応―NPO調査
 日本でも401kはすすんでるんだなぁ。やっぱりこっちの流れじゃないかと思う。

気になる株価材料
中国レアアース禁輸報道、代替ビジネス活発化の可能性も
フェースブック創設者、学校教育に1億ドル寄付へ
YouTubeに著作権侵害コンテンツの責任求めた、スペイン放送局の訴え棄却
「3次元に恋なんて求めてないから」――電子書籍市場の女性ユーザー像
米IBM、業界初の包括通信サービス実現と発表、スマートグリッド加速へ
顔や声を認識…認知症の人に優しいロボット開発
あどえりあ、博報堂DYMPとADKの出資を受入れ
Forbes誌長者番付、FacebookのCEOがジョブス超え……IT企業がランキング上位
ミクシィ、ネット求人広告事業「Find Job ! 」を分割 「ミクシィ・リクルートメント」を新設
TBSオンデマンド、放送前の連ドラを有料配信
Microsoft、無償ウイルス対策ソフトを中小企業でも利用可能に
TSUTAYA、中古買取・販売を行う「ecobooks」1号店を横浜にオープン
米ビデオエッグ、米シックス・アパートを買収
韓国石油公社、英ダナ株主の64%から買収の同意取得
<ヤマキ>今夏の鍋つゆ商品売り上げが倍増 “塩鍋市場”は3年間で約3.5倍
長期金利が1%割れ
9月のIFOドイツ業況指数は106.8、予想外の上昇
住宅購入 60歳代では35%が全額即金で購入
「彼氏のハートひとりじめ」 トリンプ、消費者参加型の新作下着
日清製粉、強力粉を20円値上げ 来年1月出荷分から
東証昼休み廃止、7割が反対 「業界の組織票」の見方も
スズキも電動バイク参入へ 3強そろい踏みで普及に弾み
三洋とスズキ、電動スクーター試作車で電動駆動システム共同開発
トヨタ、中国でEVを生産…2012年から
アサヒ、中国食品最大手に出資検討 スーパードライ拡販へ最大10%
コマツ、物産、ユアサ…中国関連株が軒並み下落 高依存度を警戒
東芝、ベトナム工場が操業開始…高効率モーター世界4極体制
日本板硝子、第三者割当増資で発行する株式数が確定

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
投資法は現物買い推奨
投資による損失は自己責任でお願いします。
福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
紹介・リンクフリー
kurokei-bana-