何でもかんでもアレが気に入らないから、止めろだの規制しろだのと安易に言ってしまう先進国日本。しかし、その規制の裏側には莫大な雇用の消失が起きる事も認識しておく必要があるだろう。
そんな規制の中でタバコがある。確かにタバコの煙は鬱陶しいし、臭いもキツい。自分の生活の中で不愉快さを生むアイテムである。僕も昔は相当吸っていたが、その出費額の多さから禁煙して速攻止めた。止めるのは簡単だった。ライターを持たない、買わない、借りないことだ。これでいける。セブンスターやピースライトや峰を吸ってた僕も止められたのだから、誰でも出来るだろう。というか1mgとかいうタバコ吸ってる人いるけどさ。あんなに薄いタバコ吸う意味あるの?タバコを必死に吸おうとして何を吸うのかと思ったら1mgとか。タバコ吸ったことない人に伝えるなら、なんというかうっすいカルピスみたいなもん。1mgにしてタバコ止めようかと思った時があったけど、逆に本数が増えてすぐに一箱とか無くなるの。あんなもの吸うなら、セブンスターとか一本吸えば当分保つのに。
まあタバコの話はいいとして、まずタバコ産業が雇用という面でなぜスゴいのか。タバコに関しては、日本人は国産物や品質の良い物を選ぶ傾向が強いからだ。体に摂取する物で、特に肺に負荷をかけるものだからこそ、安くてもいいというわけにはいかない。ましてや体に悪いなどと脅されれば特に品質の高い物を求めるだろう。そうなるとどうなるかというと、必然的にタバコに関しては純国産物が売れるわけだ。しかも生産技術的には枯れた技術なので低価格で生産も出来る。と言うことは内需振興商品としてこれ以上に良い物はないわけだ。
例えば、電機商品などは国産といえども中の部品は中国産が入ってるし、何だかんだと消費をする度に、国産品を買って国内にお金を回したいと思っても、電機商品では部品の価格で日本のお金が外国に流れてしまう。
しかし、タバコに関しては単純な商品であるし、肺に煙を入れるわけだから、高品質である物を自然と選んでしまう。まさか安くても中国産や北朝鮮産のタバコを買えるだろうか。タバコに関してはそれには拒否反応があるだろう。そうすれば、日本のタバコ農家が栽培し、国内で生産されて、国内の物流を通って、国内の小売りを通じて売られる。こんなに日本国内だけで綺麗に流れてお金を効率良く回してくれる商品はあるだろうか。さらに商品自体の価格は安いので高い税金をかけても愛煙家に高さを感じさせない。というわけで税収も大きいわけだ。中毒性もあるので理性とは違うところで需要も増えるために、多少の不景気くらい関係無い。
こんなに素晴らしい産業なのにも関わらず、根絶やしにしようとするような規制がされていく。その為にたばこ産業に携わっていた人が雇用を失っていく。ただでさえ雇用がないのにも関わらず、わざわざ失業者を増やすようなことをするのが得策だろうか。しかも、規制や増税によって愛煙家の現象により税収も減っていく。一体誰が得するための規制なのかがわからない。
中国は景気がいいのだから、中国製品に高い関税をかけろと言えないこの時代に、数少ない国内だけで回る商品を無くす必要があるのだろうか。あとタバコは何も国内消費だけではなく、新興国に輸出も出来る商品だろう。本当にタバコ産業は高品質イメージの強い先進国にとって強みのある産業でありながらも、叩かれすぎて消失しようとしている。
規制するのはいいが、それによる失業者などは見えなかったのだろうか。経済効果は?そういった面も見ながら、アメリカにはびこるキリスト教原理主義の世界の流行に流されて規制するのはどうかと思う。ましてや日本には雇用がない状態なのだから、こういう雇用場所を守らなくてどうするんだろうか。
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