2ntブログ

スポンサーサイト

スポンサー広告
-- /-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

もう日本は二極化してるんだろうな。

朝刊
04 /27 2010
NYタイムズ「貧困層が拡大する日本 発展した社会の裏側」
 日本は完全に二極化してるだろうね。今まで中流層と言われた層とそこから更に下の層が生まれているだろう。最近じゃ貧乏アイドルなんていたけど、これからはあの子が普通だという階層がきっと出来ることだろう。そもそも国民全員を中流に支える方が無理なわけだ。バブルなら金持ちから大きく取って貧しいところに与える政策ですんだだろうが、これからそれを行って全員中流にしようとしたら、日本はとてつもない貧しい国になってしまうことだろう。なぜなら、もう日本にはお金持ちがいないからだ。バブルの頃は西武グループ総帥の堤義明さんが世界で一番の金持ちになったことがあったが、今では数人100位に入ってるくらいだろう。それも時価総額の大きい会社の株を持ってる人くらいか。
 これから総中流社会にしようにも、借金が多すぎてそれが出来ないわけだ。借金のせいで総中流社会という幻想社会を作りたくてもそれが出来ない。幻想を演出できないためにやっとバブル世代は資本主義の本当の世界を見ることになる。まあ総中流社会を知ってる世代はなんとかすればもう一度あの社会を作れるんではないかともがいてるが、無理なわけだ。外貨も多く借金のない時代にしか出来ない甘い世界だったが、そもそもなんであんな国民を甘やかす社会を作ってしまったか。それは民主主義の性質なのだ。なぜ民主主義だと総中流社会になってしまうか。それは選挙に勝つために、票を集めるには全員を中流にしてしまうのが一番いいわけだ。しかも国民も全員中流だと平等のように錯覚してしまう。総中流社会は真の平等だと思ってるために、実力主義より年功序列になり、仕事も出来なくなったロートルが高給取りで仕事を一番頑張ってる若者が低賃金で働くことになる。若者もロートルになった時に高給貰えるんだと勘違いしながら。しかも、総中流社会は政治的に高コストにならざるを得ない。国民全員が中流で生活に苦労しなければ、選挙に勝てるわけだし、外貨もある間は国債を発行すればいいわけだ。本来国債を投じる公共工事とは、国の成長や国際的な催しものの開発を急ぐためにするものだ。だから、多少の国債は仕方ないが、日本はこの公共事業が総中流社会を維持するのに便利な政策な為に、日本全国どこに行っても高品質の道路と多すぎる信号機が作られる。
 本来なら、日本を横断する道路を急いで欲しいとか物流のために急いで高速道路を作るとかに国債を使うのは妥当なわけだ。今設備が欲しいから借金で作るわけだ。これがなければ日本の製造業は成長しないとか、製品の原価が高くなるとかそういう理由で国債で公共工事なわけだ。それが国債を予算に組んでから、さて予算で何を作って仕事を創造するか。予算は使い切らないと怒られるとか。国債発行ありきで予算を組んでる神経なわけだ。仕事を与えればバカな国民は投票してくれるという政治家の発想だろう。その為に地方の農家は建築業者になって建築成金が続出したわけだ。なんか大正時代の船成金みたいだな。日本人はいつの時代も成金が出てくるもんだ。
 まあそんなわけで総中流社会は良い時代だったかも知れないけど、それには相当なコストをかけて作り上げた世界で、まるで空を浮かぶ島のような無理をしてた世界なわけだ。そんなわけでもう日本は総中流社会になるには、借金のせいでガス欠で、どんどん資本主義世界らしい世界に変わっていくだろう。街もお金持ちの住む区画とスラム街のような区画が必要になっていくだろう。二極化した世界では家賃が平均的な家賃である事は無理だ。低家賃住宅街と高家賃住宅街という感じで分かれていくことは仕方ない事だろう。というか高家賃住宅街が隔離されてるという感じだろうな。日本人は株を持っていないまま暮らしてる為に、労働者賃金だけで裕福に暮らせるわけがない。労働者賃金はどんどん新興国の労働者との格差が無くなっていく。アメリカは日本企業の株を大量に持ってるために、日本企業がアジアで稼いでも利益はみんな配当としてアメリカに流れてしまう。そうすると株主が悪いんだーという理屈にする人がいるが、別に株主になるのには資格は何も必要がない。誰だっていつでも株主になれるのに、なぜか日本の労働者は株主を敵と見る。自分のお金で買えば労働者だったすぐに株主になれるのだから、株主が儲かるというなら株主になればいいわけだ。
 というか資本主義とは株主になるゲームだと言う事を理解して無い人が多い。決して国会議員をけしかけて国債を発行させて公共事業をさせる事が資本主義と勘違いしてる人が日本には多いが、資本主義とはそもそも労働とは種銭を稼ぐ手段であり、その種銭を投資していかに増やすかが資本主義だ。投資に失敗しても労働をして一からやり直す。そう考えると、アメリカで労働が流動的である理由が理解できると思う。労働とは所詮種銭を集める手段であるわけだから、新卒がどうの中途がどうのというのはナンセンスなわけだ。国債社会主義なら新卒から長い間勤めて年功序列という理屈になるだろうが、国債社会主義は国債が発行出来なくなった時点で終了する。ここで面白いのが中国だ。中国は社会主義なのに競争社会になってる。それはなぜか。それは民主主義ではないからだ。選挙がなければ無理矢理な国債発行をする必要がない。日本のような国債に溺れる社会主義にならないだろう。個人的には国債発行に制限のない民主主義は失敗なのではないかと日本を見て思う。
 なぜか日本は資本主義だと胸張って言いながらも投資をしたことのないアホが多い。資本主義とは年功序列だと思ってるのか、もしかしたらお金を使って売買が出来ることを資本主義と思ってるのではないだろうか。社会主義でも共産主義でもお金は一応流通してるのにね。資本主義は株を一枚買ったところから始まる。それは株を買う前と後ではまるで違う世界だから。
 まあ、ようするに賃金は上がらないのだから、労働以外の収益をしっかり考える時代に日本も入ってきたと言う事だ。

「究極のエコカー」EV普及へ、メーカー躍起
 電気自動車が地味に実用化されていく。僕の所に来るのはいつのことか。

気になる株価材料
2ちゃんのひろゆきとは馬が合う、三木谷さんとはお互い遠慮
Twitter社がSMSのCloudhopperを買収、ツイッターが携帯ネットワークへ直接接続可能に
TDL、マイケルさんのアトラクション復活へ
岩井証券とコスモ証券 早ければ7月にも経営統合
米財務省、保有するシティ普通株の売却開始を発表
米キャタピラー第1四半期は利益が予想上回る、通年の業績見通しを上方修正
日立が09年度業績予想を上方修正、最終赤字は半減1100億円に
マクドナルド 新型店舗で高級感を演出 ユニホームも一新
<半導体>大型連休返上で増産態勢 メーカー各社
<中央三井HD>最終利益460億円の黒字に 業績上方修正
キヤノンが大幅増益 1~3月期連結決算
家電大手は薄型テレビ拡大で収益回復へ
スバル富士重、通期業績見通しを上方修正…レガシィ 販売が予想以上
川崎重工、インドに二輪車販売子会社を設立
ギリシャ懸念いったん後退、業績期待で株買い機運
NTT子会社がREIT参入 運用会社買収へ
上海万博 跡地利用など経済効果16兆円

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
投資法は現物買い推奨
投資による損失は自己責任でお願いします。
福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
紹介・リンクフリー
kurokei-bana-