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テン年代に期待するもの。

朝刊
12 /30 2009
 WBSがないとネタ無いので何話していいやら。そんなわけで無理矢理テン年代を期待するものとは一体何だろう。まあ、僕らが社会に追い出された時代はまさに就職氷河期と言われ、小泉政策の派遣の自由化などもあり、まあ政策が作った流れに沿って流れたならフリーターや派遣社員の道が小泉元総理が我々に作った道だった。まあ地方で大きく求人してたのはITバブルのソフトウェア会社や消費者金融などだろう。あとはコネで入っていくのが順当。あ、ちなみにコネってのは力だし、僕自身コネを否定したりしない。世の中生きてると結局全ての仕事はコネや人とのつながりでビジネスは成り立ってると理解してるから、コネは悪いことだとは思わない。純粋な学生は実力で採用しろー!という気持ちだろうけど、学生が学校で学んできたものなど社会では実力でも何でもないわけだ。それよりもユニクロの柳井社長やソフトバンクの孫社長の名刺や2ショットの写真一枚の方がよっぽど社会では実力なのだ。社長とのコネがあるというのは戦国時代で言えば織田信長や武田信玄と会うことが出来るというのと同義。これがどれだけ力の証明になるかわかるだろう。会社としてもこのコネ一本で立派な戦力である。学校の成績が悪かろうが、何だろうが。
 そんなコネなどで入社していく人と就職氷河期などと一時期騒がれていたけど、後で全員就職されたようなイメージな人もいるかも知れないが、まあ氷河期にこぼれた人は今でもこぼれたままの人生を送ってる。僕はそんな中を溺れるように生きてきたわけだ。今年も氷河期と言われ、僕らの純粋な後輩達が多く生まれそうな雰囲気だ。きっとその中には野心を抱きながらも企業を食ってやろうという若い頃の僕みたいのも生まれるだろうし、それはそれで楽しみだ。会社に就職しない利点は会社の上下関係の洗脳を受けないことにあるだろう。社員体質というか社畜根性のような固定観念が無い代わりに、社員としては使いづらい個性になっていく。まあ、起業してやろうって奴にはこっちの方がいいだろう。
 そんな楽しみな若者達が生まれそうな土壌が出来つつあるわけだけど、きっとその中には次の10年であるテン年代の時代の寵児になる若者もいることだろう。僕らの世代では匿名巨大掲示板2ちゃんねるを作ったひろゆきや、ネットトレードで個人で200億の資産を気付いたBNFなどがいる。きっとそれに匹敵するような人物が必ずいることだろう。それは一体どんなビジネスで名を上げるかはわからないものだが、きっと若い発想で我々を驚かせてくれるに違いない。
 あとこれからのテン年代にも投資家として新世代の資産家も生まれることだろう。もう日経平均は7000円台まで落ちて1万円台にまで回復している。さらに新興不動産株などでは10倍にまで膨れた銘柄もあることから、こういった上昇に乗れた若者もいてきっと着々と資産を増やしていることだろう。そういった彼らもきっとテン年代には雑誌などを賑やかにしてくれるに違いない。まあ僕は何が楽しくて雑誌などに喜んで出て行くのかさっぱりわからないのだけど。面割って得なことなど一円も無いのに。
 まあそんなわけで新世代のニューヒーローが生まれるべく土壌はしっかりと出来上がってるし、今にも出てきてもおかしくはない。まあそんな新しい時代の寵児を楽しみに次の10年を迎えるのはいいのではないだろうか。


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